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こどもたちの学びの機会は確保されている?(教育機会確保法で環境は変わったか)

こどもたちの学びの機会は確保されている?(教育機会確保法で環境は変わったか)

教育機会確保法が制定されてからよくも悪くも不登校が注目されるようになってきたと思います。

文部科学省の通知↓↓
義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(概要)

度々ニュースになる人や話題で炎上したり議論が交わされたりしますが、現在はyoutuberについてでしたでしょうか。
各家庭の教育についての意見や批判は正論を言っていたとしても、そこに影響を受けるこどもの存在があること、そして批判している/議論をしているお宅の問題ではないこと、話題の家庭が何を選んだところで自由であり他人が強制すべき部分はひとつもないこと、からなぜ当事者以外が盛り上がる必要があるのか、といつも思います。

|学校へ行かなくてもOKと勉強しなくてOKは違う

長期的な視点でとらえながら活動している不登校や多様な学びの団体はたいていわかっていると思うのですが、上記通知からもわかるように、学校以外でも

多様な学びの選択肢

の推進を考えているものであって、「学ぶ」のは前提。ただ、これまで学校の学びからギフテッドの意味でも学習障害の意味でも「はみ出す」子の学びの場は提供されてこなかったから、「不登校」とひとくくりにされてしまってきたところがあります。

支援が必要で学校に行きたいけどいけない不登校
学校の学びのスピードが遅すぎると感じる不登校
起立性障害など体の問題で行けない不登校

ざっと出すだけでも、原因・理由がまったく違うのにひとくくりに対応されようとしています。ただ、学校も絶対数が少ない不登校にタイプ別に対応しているほど暇でもないのもわかっています。

だからこそ、学校行っている子も含めて、学校批判ではなく学校も含めた「多様な学び」の選択肢がある(増える)ことが苦登校の子も不登校の子も、学ぶ権利を享受できるはずなのです。

|不登校の子は意外と勉強好き

ある程度年齢が上がると&行く行かないの時期の疲弊から復活すると、行っていないことへの罪悪感も含めて自分で学習計画を立てて進めていくことが多い気がします。

もちろん、親も理想と現実(不登校だとここは受けれないよとか)を情報提供しつつ、学びの機会をどうにか提供しようとこどもに目を配っている(タイミングを見逃さないように)ことが多いです。

こどもたちも少ない情報から、自分が必要な情報にたどり着くスキルもいつの間にか持っているし、もし不登校でなかったら親のほうも「学びのタイミングを見逃さないスキル」を身につけることもなかったかもしれません。

そして基本的に学ぶことが好きな子が多い。というか、本来学校行っている子でもこどもは学ぶことが好きなのではないかなと思います。

ただ、学校というレールを外れ「学びたいように学ぶ」が叶っている不登校の方が「勉強を好きでいられる」のでしょう。


|不登校=学ばなくてOKと誤解されがちな現状について

一部、実体験や探求学習が学校の勉強より大事、と不登校をしている家庭もあると思います。
ただ、それは=不登校ではない。各家庭の「教育方針」であると思います。たとえば、私はこどもに学習塾/進学塾(学校行っているうえで)は必要ないと考えています。おそらく学校に普通に登校していても塾に行かせることは選ばないでしょう。
でも塾での効率的な勉強方法が必要と考える家庭もある。
ホームスクーリング家庭が、学校後塾に行っている家庭を見て「学校行っている子はみんな塾行く」って批判・認識することはありません。それぞれの家庭のことだから。
一方で、不登校の子が「学校の勉強しません」「起業しました!」っていうと「だからニートになるんだ」とか「今はいいけど社会に出てから困るよ」と批判される。
不登校でなくてもそうですが、ひとつのロールモデルの成功や失敗が=全ての同じ環境の子に当てはまるわけではない。
勉強しなくてOK、という家庭はその「ご家庭の考え方」のはずなのです。

|今、おとながするべきこと

ただ一方で、こどもたちが学びたい、親たちが学ばせたい、と思ってはいても、現状「学校」以外の学び場がなかなかない。

都心であれば、まだフリースクール・サドベリースクールなど選択肢は増えるかもしれません。それにお金に余裕がある家なら留学やインターナショナルスクールも考えることができます。
でもそういう地域ばかりではなく、そういう家庭環境ばかりではない。

5.に関連した「学校以外の学習環境」の構築を行政の動きを待っていては今困っているこどもたちが大人になってしまう。そこをどうにか民間や社会の動きで進めて行けたら、学校自体も開かれたものになるのでは、と期待してはいますが、まだまだ道のりは遠そうです。

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