
団体のブログやHPにドメインを取りました。数年前。
更新するのに一応お金必要です。なので、今回は更新せず最初に作った無料サイト作成のツールに戻ることにしました。
https://slender2005.wixsite.com/openbase
根本はほとんど変わっていないなと思っています。学びの機会やら、不登校経験のあるロールモデルが増えてきたことは社会のよい変化であるけれども。
(妖精については、立ち上げ当初場所を提供してくださっていた方の娘さんがやっていたため、コンテンツのひとつとなっていました。学校の枠や、社会に出てから活動する、という枠を考えずに得意なこと・好きなことで動いていくという点からコンセプトからずれているわけではありません)
数年間で得たもの
・動かないと声を上げていないこととみなされてしまうから届かなくてもとにかく声は上げること
・いろんな立場の人と関わることでより多角的な視点からものを見れたこと
・地位がある人が人徳がある、賢いとは限らないと(実感として)理解したこと
自分に関するマイノリティだったらおそらく後回しだったでしょう。多くの保護者がなんか立ち上げたりするのって、こどものことで今現在のことだから。
それはそれほど困ってない人にやってくれ、と思う。
もちろん当事者だと回りがみえなくなる瞬間もあるだろうから、当事者以外の関わりはどんなことでも必要。
ここ数年で社会は変わった それは進歩 では家庭は?現場は?
不登校経験をカミングアウトしたある程度成功した人のトークイベントで、ロールモデルを知る機会が増えたのもいい、フリースクールや海外の学び、オンライン学習が図らずも少し一般化したのもいい。
決してマイナスではない。
長い時間をかけて一般化することも必要。
善、です。だから、文句って言いにくいのだけれど、相変わらず家での学習や毎日の自宅給食、勉強好きでやる気があっても(学校自体のシステムに違和感を感じてしまう子たちやHSPなどでも)、制度が変わったり一般の理解が進まない限りに、その能力を活かす機会は多くない。
一部の頑張った成功例(通信制から留学して、○○会社のうんぬん)はほめそやされるし、その方個人としてはすごいこと。ただ不登校からの学びの可能性として捉えてしまうには安易だと思う。
どの環境にも等しく学校が合わない子や体調が(いまの)学校システムに合わない子はいる。徒歩10分くらいのところに通信制高校あったら卒業できたかも。ひとり勉強が好きな子が5人兄弟で家がうるさくなかったら続けられたかも。
1時間の通学路でも頑張るべきだ!ほんとに続けたいなら静かな勉強場所を見つければいい!
そう多くの人は言葉にしないにしても思うのでしょう。
おそらくそれは恵まれた経験しかしてこなかった人たちであり、多くの場合指示側、政策作り側、制度作り側。
頑張るだけじゃ守り切れない現実の難しさを理解していない。
結局数年でよくわかったのはそのこと。
別にわかってないのはいいんです。これは不登校に限ったことではなく。
教育の機会が平等というのはなにも「みんなに義務教育を受けさせろ」ってことじゃない。
人権も「努力しない人には幸せは訪れなくていい」って意味じゃない。
大人が自己表現・承認欲求のお遊びをしている間に、こどもたちはどんどん大きくなるんだけどなー。どんな環境でも、「学びたい」って思ったら学べるような環境や制度にすることが大人のやることでしょうって思う。難しいし、長くかかるのは良い。
問題は、その方向性にしようとする大人があまりに少なすぎるということだ。
というか物事の本質に気づいていない。
気付いていないなら、アドバイスや指示をするな。黙っていろ、関わるな、が本音です。
分かっていない権威からのアドバイスや指示は、物事を混乱させて悪化させる。
自分のできる!という有用感はこどもが関係しないところでやってくれ、と思うのです。
そんなこんなで、ドメインは更新せず、初心にもどったHPでちまちまと。
記事も消してしまおうと思うので、本音を吐いてみたのでありました。