昼夜逆転について。身体や心のバランスをまずとってから整える。

不登校になると昼夜逆転になりがち

不登校と昼夜逆転、リンクさせられがちです。

「生活リズムだけは整えましょう!!」と、改善策をカウンセラーなどに提唱されることも多いでしょう。

いや、整えられたら困ってないでしょ!というツッコミはおいておいて、【正しい生活リズム】についてまず考えてみましょう。

正しい生活リズムってなんなのか。

よくいわれる正しい生活リズムは、おそらくちゃんと学校に行けて、将来毎日会社に行けるための正しさではないでしょうか。

血流がよいことが健康によいのに、成長期に日中ずっとイスに座り、朝食を食べたばかりの時間に(人の体は消化に時間がかかることは学ばないのでしょうか。。)マラソン。朝走れなかったら給食後。(こちらも食後すぐです。)

健康第一、と言いながら、「人間の健康にとって良い生活リズム」とは全くかけ離れているのではないかと思います。

不登校の置かれている生活

学校行かない選択をしたら自由に外出できない感じ。
したいこと、も「学校も行ってないのに」と言われるからしたいと言えない。家にいるしかない。
ホームスクーリングや、フリースクールの選択肢や情報がある家庭や、時間がある家庭ばかりではありません。

こどもたちは必然的に、家で動画やゲームで時間を使わざるをえない。それさえやらない(もしくは家にない)場合、だらだら過ごさざるを<得ない>。

何かやること見つければいいじゃない、と思うかもしれません。おとなとこどもの違うところは、こどもだけで何か情報を見つけてきても自分だけでは解決できないこと。それは能力の問題ではなく社会的な意味でです。(習い事見つけてきたって親がお金を出したり、なにかやりたいことがあっても契約は親経由ですし)

結局、まなびや友達、レクリエーション、関わりを提供してくれる場所は、現状学校がメインということです。
社会がもっと地域と連携したり、多様な生き方・学びを進めていければ、こどもも親もいろんなところに所属するコミュニティがもてるのに、今はそこまで到達していません。




転職ができない義務教育会社のこどもたち

当然、エネルギー満タンのこどもたち、家にいるだけでは疲れるわけがない。普通の時間(定時)に学校行っていたときのように寝れないのは体から見たら当然だと思うのです。

一方で、はじめからホームスクーリングを選択していたりしたわけでなく、学校や友人の問題から行かなくなった場合、エネルギーをすり減らして通い続け、プツンと切れてしまった状態。神経もこころも疲れているはずです。

オトナだって、お局さまのいる職場や、パワハラ気味の上司のいる職場で働き続けたら、毎晩お酒で忘れるか、転職サイトをみるでしょう。でもこどもは転職を自分からできない。変えられる選択肢すら知らなかったわけです。

エネルギーを通常どおり取り戻すには、休んで休んで眠って眠って、やっと何か始めたり自分の状態について考えるゼロ地点までエネルギーが戻るのです。

親としてやりがちなのは、エネルギーがまだまだマイナスなのに焦って急かせてしまうこと。マイナスの状態からエネルギーを使ってしまうと、逆にゼロやプラスまで貯まるのに時間がかかってしまいます。

からだは常に中庸に、まんなかに戻ろうとします

親だってアップダウンがあり、こどもを100%信じられるわけでもないし、毎日元気でもないです。学校行ってないんだから生活リズムはちゃんと!とか、眠いっていってるけど言い訳なんじゃないの?とか、昼夜逆転放っておいたら将来困る、、とか、いろいろ不安になったり、親の方の「あたりまえ」を押し付けてしまったりすることもあります。

こどもでなくても100%ひとを信じるのって難しいです。でも、体の機能に視点を変えてみると、「こどもを100%信じられない自分」に罪悪感を感じなくてもよくなるのではないかなと思っています。

エネルギーがゼロ地点まで戻ることができたら、その後の昼夜逆転は、体の「ホメオスタシス」に任せる。

・運動量がすくないから眠れなくて当たり前なのに定時睡眠にこだわって、不眠だと思ったり
・朝昼晩、学校と同じぺースに生活させようとするとか

体の自然をじゃまするようなことをしなければ、夜更かしばかりすれば具合が悪くなる。具合をよくしようとおもったら寝る。エネルギーが戻れば、なにかをやりたくなる。

プリントを提出して時間通りに起きることと、「楽しい」ということさえわからなくなること、どちらが未来に大切なの?

生活リズムがおかしいと社会に出たとき困るよ、とか不登校だと進学に困る、ちゃんと未来を考えてるの?という外野のことば。

プリントを期限通りに提出させたり、気分がわるくなる学校に引っ張っていったり、罪悪感で日中外出できなくて、夜はみんなが休む時間だからその時間に起きていることで安心できるとか、そういった事情で昼夜逆転してるのを、ルーティン通りにやること。

それが未来のために頑張っているということでしょうか。ココロや体の声は無視して、「べき」を守る。
学校の声?世間の声?親自身の声?

こども自身のからだや心の声はどこに? こどものことなのに。

将来を考えてやっていることが、こどもの将来を奪っていることに早めに気づくこと。
それが、親ができる大事なこと。

ほんとうにこどもの未来を考えるなら、こどもが未来を夢見たいと思える環境に置いてあげることだと思います。こどもが夢も希望も見れなくなってしまったとき、怒って学校までひっぱっていったりしたことが、それと比べてどれだけ小さな問題だったかと気づく。

不登校でも、学校行ってても元気で活き活きしてるのが、どれだけ貴重なことか。
そんな視点で、日々の不登校問題を見ていたら、いつもいろんな情報が入ってきて混乱してしまうけど、ひとつひとつの対処法って見えてくるのではないかなと思っています。

 

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