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逃げてもいいよ、とはどこにどうやって?居場所・フリースクールは誰もが行ける場所ではないという問題

逃げてもいいよ、とはどこにどうやって?居場所・フリースクールは誰もが行ける場所ではないという問題

#8月31日の夜に

とかいろいろなキャンペーンが行われていますが、冷静にものごとを判断できる保護者も増えてきています。ひと昔前の情報がリアルな場でしか手に入らなかった時代と違い、ひとりひとりインターネットに繋がる端末を持っていたら、情報収集スキルに違いはあるにしろ、ある程度の情報にはリーチできます。

OPENBASEも居場所としては始まっているけれど

数年前、いまより「学校に行かない子」が近所をであるくことに対する世間の目が幾分厳しかったころ、成長期に家にこもらなければならないのはおかしい、と思い居場所としてスタートしました。

でも、フリースクールだったり何かのかたちとして助成金などに申し込みをすることに、どうしても違和感があったのです。団体の運営としてはそっちの方が安定するだろう。ビジネス的な考えとしても、まずかたちにできる資金があったら思いを叶えやすくなるんだろう、それもわかっています。

ただ、居場所、というものや団体のかたちが変化しないという保証はどこにもないなと思っていたので、なにか大きなことをするには不安がいつもありました。それは、チャレンジをすることに、ではなくて、これは環境問題とかシングルマザーの問題とかの団体ではなく、「不登校・ホームスクーラー」の団体として活動しているからです。

シングルマザーなら、それは思い=自分たちのこと、だからどんどん進めればいいと思うのです。でもこども対象のものって、「それはそもそも子どもが求めていること?」
っていう視点を忘れてはいけないと思うのです。起業するこどもがニュースになったりするとはいえ、やはりこどもはこどもとして生活する権利はあって、大人がその環境を守るために動く必要はあります。

ただ、こどもがこう思っていると予想しての「大人の活動」に<なりすぎない>ように気を配るのがベースだと思っています。

100%こども主体で動く必要も、動くこともないけれど

居場所やフリースクールが、学校の代替になる必要もないと思っています。もちろん、家庭で理解が得られない環境の場合、居場所などは重要なのですが、未成年の場合、どうやったって親をなにかしら経由しないと、居場所やフリースクールにもたどり着けない。

逃げてもいいよ、というけれど、家出したら家貸してくれますか? 誘拐で訴えられませんか? 逃げたあと生活どうすればいいですか? 逃げても戻らなければならないなら虐待とかの家庭は余計怖いですよね。学校から逃げて、そのあとどういう風に歩めばいいのか、親が協力・サポートしてくれない場合、どうやって未来につなげたらいいのか逃げ場所に行ったら、リストや方法がおいてありますか?

シェルターのように、一時的にこどもが独自に直接リーチできる場所は大事。でも、逃げることを決めれるのは、逃げた先が安全だと判断できるときです。普通は。逃げてもいいよ、その先わかんないけど、じゃ「逃げろ」に説得力がありません。

重ねていいますが緊急時の先を考えない「逃げろ」は大事で、どこだろうがまず心身の安全を確保すべきです。ただいろんな環境の子ひとまとめに「逃げろ」はちょっと大人として無責任かなと感じています。




フリースクールや居場所に行けるのはごく一部

あたかも、フリースクールや居場所があるから大丈夫、みたいなことになっていますが、行ける環境、地域、境遇、ってごく一部ですよね。

正確なデータはわかりませんが、まわりのひとをみての感覚で行ったら、不登校・ホームスクーラーの知り合いの1%~5%くらいのイメージです。
そこに補助金がでようが、自分たちの生活をやりくりして、こどもたちの精神衛生を優先してどうにかやっている「目にみえない工夫をしている」家庭、「問題がない」ように見られている家庭にとってはなんのプラスもありません。

学校の代わりのフリースクールになっているだけ。学びが多様化しているわけでもなく、発達障害やギフテッド、外国ルーツのこどもたちが苦しい思いをしなくていいような多様化は全然進んでいない。

新聞記事で話題になっているフリースクールに関する施策も、行政の予算としては少ない2億円だとしても、もっとうまく活用して、「潜在的に苦しんでいる層」(これは教育に関わらず)に活かせる術をもっている民間団体や企業はたくさんいると思う。

委託事業をうけるテクがすごい世渡り上手な企業にではなく、教育・福祉の分野だけでも、ほんとに理解している地域に根付いた、当事者意識をちゃんと持っているところに渡しせば、それだけの相談者の気持ちを軽くできるだろう。

理想像とはわかっていても、そもそもこどもに届いているのかわからない、「おとなのキャンペーン」の盛り上がりにちょっと書きたくなってしまった夜でした。


FBにも投稿したのですが、ほんとうはyoutubeのテレビ画像とかダメそうな気もするのですが、これは見てほしい。

OPENBASEとかALグローバルとかで通信制高校などに触れるまえに、むかしコレで頭のなかに入っていました。当時、自分が通信制大学の学生だったのもアンテナに引っかかったひとつの理由かもしれませんが。

芸能人、たぶん忙しい時期ですよね。それで再スタートする挑戦。そうしてあさイチとかの司会などまでやるようになった。(もちろん人徳とかもあると思います)他人の評価ではなくて、おそらく自分で達成しきってない感がいやだったのではないかなと想像しています。

そして、メンバーのかたの反応、おそらく「解散とか脱退と言われる?」という意味で困惑している気もしますが、否定せず見守ってくれる環境やまわり。

正解かどうかわからず挑戦しようとしているときには、そんな別に教科を教えてくれるわけでなくていいけど、気持ちをサポート、気持ちを守ってくれる人間がまわりにいることって大事だと思い、そういうとこ見てほしいなと、すごーい昔の番組だけどシェアします。

こどもたちがこの投稿みていたら、おじさんアイドルも大人になってから挑戦したりしてるから、気持ちゆったり持ちな、って伝えたいです。

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