第2回PTM(ほごしゃとセンセイの学びあいの会)開催しました!in はっち

□不登校が包括してしまうもの

不登校、ということば、これはいろんなものが混ざりすぎていて問題だと思っています。学校行かない選択、行けないというものをまとめて不登校といっていますが、
起立性障害
HSC
ギフテッド
スペシャルニーズ
いじめ
家庭の問題
ホームスクール選択
海外からの帰国子女

など環境は様々です。
学校に戻ることが最善の場合もあれば、もともとのタイプから学校以外の学びが合う場合もあります。

□勉強は嫌い? 学校で勉強しない=勉強していないというイメージ

多くの場合、勘違いされるのが不登校=勉強していない、というもの。
体調を崩したり、いじめ等で学校から距離を置いた場合であっても一定期間は休息期間として離れる時間があることもありますが、たいてい「学び」というものに関する興味は、おそらく受動的に学習している学校での勉強より強く持っている子が多いと思います。

加えて、学校へ行かないことを選択した親子は、現在の社会でそれがどう評価されるかは理解しています。なので、通常より学習に労力を掛けたり、上のレベルを目指したり、机の上での学習ではない体験学習を増やそうとフル回転していることの方が多いのです。

◆コミュニケーション能力は?

「社会性」

それもよく聞く心配のひとつです。言われ続けるので、地域や異年齢交流、異文化交流に積極的な家庭も多く、学校内の同じ年齢の子・先生、との関わりだけが6年、3年、3年と12年間続くよりはるかに社会性は身に着くと考えています。批判される、罪悪感を抱えながらの交流なのでなおさらです。

が、あくまでもこれは親子ともども、不登校に悩み、考え、情報にアンテナを立て、向き合ってきた場合です。

学校へ行かない、行けない、そこで止まらざるを得ない環境に置かれている不登校の場合、学校復帰が現代で解決策となっているのもわからなくない気もします。

□現時点での最適解としての選択

正直、学校へ行かない選択を良しとした親も、それは成長期のこどもたちが罪悪感を抱えて育ち、大事な期間を自己否定のなかで過ごさないように「最適解」として選んでいます。「最善」だとは思っていない。
生活を保持しながら、学校役/親役/先生役/友達役/社会役、をすすんで並行してやるのは相当のエネルギーがいります。

加えて、社会や学校からの批判・誤解を受け止めるのも親。

もし、こどもたちが学び、集い、社会性を身につける場所が「学校」だけであるべきという社会通念があるのなら、不登校に限らず、外国籍、体調の違い、感覚の違い、能力の違い、がある中でひとつのことを正解とする学校には無理が生じているということ。

学校がこどもの集うシステムとして、今まで有能に機能してきたことは、実際にホームスクーリングをしたり不登校のこどもと向き合ってきた親なら余計に理解できると感じています。

そのシステムを現代に合わせて、不登校を生むのではなく、有効に活用しようと思うなら、学校自体が「正解がひとつではない、こども主体の場所」になる時代が来ているのではないでしょうか。

□学校のなかに多様性が可能になったら

PTMスタートメンバーである川崎さんは現在オランダ在住の元先生です。会のなかでも、「休みの場合の電話連絡、オランダのケース」も教えていただきました。<長期の場合は校長と面談>など一見決まりは厳しいのですが、学校内に多様性があるがゆえ、どんな子でもストレスなく通えるようになっているそうです。
そのまま真似する必要はないし、国の違いもあると思いますが、日本の学校内の問題に関してオランダの教育は参考になる部分が多そうです。
今後のPTMでもいろいろお聞きしてみたいです。1度、オランダをトピックにする回があってもよいかもですね。


第1回はオンラインにて。今回もオランダからはZOOM参加で!)

多様性、という言葉はなんとなくこのようなことには使いたくなく、○か×の評価ではなく、正解が人それぞれあってもいい、そんな学校なら良いだけのこと。

想いの熱い先生も、こどもの将来を見据えて模索する親も、どちらも真剣に考えているのになぜ交わることが少ないのか、本音で語り合う場が少ないのか、そういうおもいから始まったのがPTM(Parents and teachers no manabiai ほごしゃとせんせいの学びあい・対話の会)です。




今回のテーマは、先生リクエストにより、「不登校の子の気持ち先生に通訳します!」でしたが、脱線OKの会のため、どんどんテーマは広がっていきます。(参加者は、パパさんも含め背景様々で不登校関係者だけではないので)

自分のこどもの専門家×学びの専門家、がタッグを組んで得意分野を有効に活用していったら、こどもたちにとって、より良い環境となるのではと期待しているのですが、社会はまだまだそんな空気ではありません。

◆すごく先の目指すところは同じなのに…

そんな中、「VS」でとらえられがちな不登校親や保護者と学校の先生が本音で話す会、普段疑問に思ってるけど直接聞けないこと、結果辿りつきたいところは同じなのに交わる機会がないなか、管理者目線でのお話しも聞けたり、そこは違う!と違和感を感じる部分をお伝えできたり、と参加人数は全体数から比べたらほんの一部かもしれないけれど、学校とか不登校とかを超えた「これからの学びの在り方」みたいなものの端っこをともに追いかけていけそうな、そんな希望が見えた会となりました。

全体から個々の生徒へ、また自分の子どもから全体への関わりへ、始点は違えど「こどものひとりひとりをみていきたい、社会全体で」という思いは共通で、スタートからしばらくは相互理解が必要かもしれないけれど会を重ねていくうちに、真ん中で出会うのではないかなと感じました。

そんな雰囲気を反映するかのように、もう第3回(リアル第2回)は開催が決まってしまいましたよ!
2月前半に開催の予定です。

たまたま、PTMスタートに関連するメンバーが八戸に多かったことで八戸でリアルPTM初開催となりました。飛び入り参加していただけたことも嬉しく、細くとも長く続く会になればと思っております。

オンラインPTMも、また企画予定です。どちらも詳細決まりましたら、HPやFBにてお知らせ予定です。

また、参加はできないけれどという方でも、取り上げてほしいトピック等あればお寄せください。(openbase8nohe@gmail.com)